2022.03.28
ソリューション紹介

PoC実行

Sony Acceleration Platform
「PoC*実行」で出来ること

PMFの確認、顧客開拓シナリオ検証、検証結果の分析・改善提案

事業アイデアの実現性・収益性を検証するプロセスです。実際の想定顧客やビジネスパートナーに対し、商品やサービスを提案し、顧客ニーズを満たしているか、いくらなら買うかなど、事業として成立するかを確認します。このフェーズは、商品やサービスが提供する価値、機能や性能などの商品仕様が伝わるよう、紹介資料やプロトタイプを作成してヒアリングを行います。顧客、ビジネスパートナーへのインタビューを通じ、提供価値を具体化するとともに、ニーズのメカニズム、将来的なスケールシナリオの解像度を高めます。PoCを行うことで、事業の投資価値の有無、事業立ち上げの蓋然性を評価できます。また、技術面の課題の有無も検証できます。さらに、BtoBtoCやBtoBtoBタイプのビジネスモデルの場合、営業活動の一環にもできます。PoC実行は、次フェーズで作成する事業計画の精度を左右する重要なフェーズです。

*PoC:実際の商品・サービスに近い形のプロトタイプを用いて、実現性とニーズの双方を検証すること
*PMF(Product Market Fit):顧客の課題を満足させる商品を提供でき、かつ特定の市場に受け入れられている状態          

Sony Acceleration Platform
「PoC実行」が選ばれる理由

商品企画・エンジニア・デザイナーとの連携、豊富なPoC経験に基づくアドバイス、手戻りが少ない進行支援

実際にPoCを行うと、計画段階では見えていなかった課題、検証論点が出てきます。時にはPoCの中断、方針転換が必要になる場合もあります。Sony Acceleration Platformのアクセラレーターは様々な業界で豊富なPoCの経験を有しているため、PoC実行フェーズで生じた課題にスムーズに対処するだけでなく、検証結果から新たなインサイトを得られるようアドバイスいたします。また、商品企画、エンジニア、デザイナーとも連携し、より顧客に求められる商品・サービスになるようアドバイスいたします。PoCの結果をレビューする中で、事業計画書作成に重要な要素も整理していきます。

サービス導入事例

京セラ株式会社様
音が出る子どもの仕上げ磨き用歯ブラシ「Possi」のPoC実行から事業計画策定までを支援しました。「Possi」は京セラ株式会社、ライオン株式会社、ソニーの三社による協創プロジェクトとしてスタート。Sony Acceleration Platformはプロジェクト全体のスケジュール管理等のプロジェクトマネジメントをサポートしました。ソニー社内の新規事業立ち上げを支援してきたアクセラレーターが、プロジェクトの進行状況に応じて客観的なアドバイスを提供。2020年12月に事業化を実現しています。>>もっと見る

株式会社LIXIL様
電動オープナーシステム「DOAC」のコンセプト・ビジネスモデル整理から販売マーケティングまでを支援しました。ソニー社内で新規事業立ち上げの経験のある専任のアクセラレーターが事業化に至るまで徹底伴走し、全体コーディネート・メンタリングを提供。MVP**の立案など事業仮説の構築段階から支援を行い、「本当に欲しいと思ってもらえるお客様(顧客像)を見つける」ことにフォーカスしたPoCを実行。スピーディな事業立ち上げに貢献しました。Sony Acceleration Platformが支援を開始してから約1年後の2020年7月に商品発表しています。>>もっと見る

**MVP:Minimum Viable Productのこと(顧客に必要最低限の価値を提供できるプロダクトのこと)

Sony Acceleration Platformは、新たな価値を創造し豊かで持続可能な社会を創出することを目的に2014年にソニー社内の新規事業促進プログラムとしてスタートし、2018年10月からは社外にもサービス提供を開始。ソニーが培ってきた事業開発のノウハウや経験豊富なアクセラレーターによる伴走支援により、760件以上の支援を25業種の企業へ提供。
新規事業支援だけでなく、経営改善、事業開発、組織開発、人材開発、結合促進まで幅広い事業開発における課題解決を行ううえで、ソニーとともに課題解決に挑む「ソリューションパートナー企業」のネットワーク拡充と、それによる提供ソリューションの拡充を目指します。(※ 2024年10月末時点)

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