「アイデアからどのようにビジネスモデルを作れば良いか分からない」
「ビジネスモデルの良し悪しをどうやって検証したら良いか分からない」
このようなお悩みに、Sony Acceleration Platformでは、事業アイデアや技術開発テーマを効率的に発掘・育成していく方法論「Stage Gate System」により、効果的なアイデア出しからビジネスモデルの仮説構築・検証を行っています。今回は「Stage Gate System」について詳しくご紹介します。
Sony Acceleration Platform
「Stage Gate System」とは
事業化までの各種Phaseを「Stage」に分解し、Stageの合間に評価ポイント「Gate」を設け、事業アイデアを効率的に絞り込みます。上の図表はStage Gateの概略図です。Stage1はアイディエーションから始まり、Stage2-3はビジネスモデルの仮説構築・検証、Stage4の事業準備へと進みます。Stageが右に進めば進むほど、一つのアイデアにかける投資額が大きくなるため、効率的な投資判断を行うためにも、いかに効率的にアイデアを評価し、絞り込んでいくかがポイントになります。
Sony Acceleration Platformでは、このStage毎の施策、及び各Gateの評価基準をお客様との対話を通して定義します。施策の定義では、例えばStage1の「Ideation」では、どうすれば質・量ともに満足のいくアイデアを社員から引き出せるかといった視点で、様々なアイディエーション施策を検討・実行します。Gate 評価では、お客様が重要視される評価項目やSony Acceleration Platform がこれまで培ってきた社内起業の評価基準を組み合わせて、最適な評価基準をご提案します。
Stage1-2へは、いかに多くのアイデアを生むかという視点で、施策検討を行います。また、Stage1で生まれたアイデアに対して、事務局単体で評価が可能なGateを設定することもポイントです。
例:想定顧客と提供価値がまとまったアイデアが多く集まった状態
Stage2-3へは、検証Phaseに進むべきアイデアの育成と抽出を行います。想定顧客・提供価値・収益性・成長性等、ビジネスモデルの仮説が明確な状態になるように、アイデアのブラッシュアップとStage3においてそのビジネスモデルが検証可能な計画かどうかを見極めることがポイントです。
例:ビジネスモデルの仮説・市場性・検証計画が明確な状態
Stage3-4へは、顧客のニーズの有無、実現性、事業化に向けた活動計画(投資額含む)等を明確にします。事務局の観点では、Stage3の期間設定、環境構築、Stage4に進むための評価者・評価軸を設定します。
例:ビジネスモデルの有無・実現性を立証できている状態
Sony Acceleration Platform
「提案評価プロセスStage Gate System導入」が選ばれる理由
Stage Gate Systemを導入することにより、アイデアを効率的にスクリーニング、事業化へと進めることができます。すべてのステップにおいて、新規事業を知り尽くしたアクセラレーターが伴走することで、より早くより確実な成果へと導きます。