2022.10.11
新規事業組織の"リアル"大解剖

#18 ●%の人が経験!新規事業の提案は簡単には通らない!?

本連載は企業内新規事業に従事する方にアンケートを行い、 企業内新規事業の"リアル"に迫る企画です。
第18回のテーマは、「新規事業の提案が承認されなかったことがある方の割合」。経営陣に事業計画等の提案をしても、上手くいかないことが多いようです。

(調査概要:2022年6月~7月、Sony Startup Acceleration Program(SSAP)の公式サイトで実施した、企業内新規事業に従事する274名へのアンケート)

Q.新規事業を推進する上で、新規事業の提案書や企画書・事業計画書などを経営陣に提案し承認を得ようとした経験がある方へ。提案が通らなかったことはありますか?(※経営陣に新規事業の提案を行ったことがあると回答した214名が回答)

ある89% ない11%

経営陣に事業計画などの承認を得ようとしたことがある方のうち、提案が通らないことを経験した方は89%。大半の方は1度は提案が却下されているという結果でした。
特に提案を却下された経験が多いのは部長職・係長職・一般社員でいずれも95%超え。役職を問わず多くの方が試行錯誤を重ねていることが分かり、新規事業提案の難しさを物語っています。

役職ごとに提案が通らなかった理由を聞くと、トップマネジメントからは「社内メンバーのチャレンジマインドの不足(経営者・役員)」、現場からは「ものを作れる人が見つからなかった(一般社員)」など立場によってさまざまな原因があるようです。

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Sony Startup Acceleration Program(SSAP)は、「あらゆる人に起業の機会を。」をコンセプトに、2014年に発足したスタートアップの創出と事業運営を支援するソニーのプログラム。ソニー社内で新規事業プログラムを立ち上げ、ゼロから新規事業を創出した経験とノウハウを活かし、2018年から社外にもサービス提供を開始。経験豊富で幅広いスキルとノウハウをもったアクセラレーターの伴走により660件以上の支援を24業種の企業へ提供。大企業ならではの事情に精通。(※ 2024年3月末時点)

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