2022.06.20
新規事業組織の"リアル"大解剖

#02 プロジェクトチームの人数、最も多いのは●人。10人以上の大きいチームは何%?

本連載は企業内新規事業に従事する方にアンケートを行い、 企業内新規事業の"リアル"に迫る企画です。
第2回のテーマは、「新規事業プロジェクトチームの人数」。みなさんどのくらいの人数で新規事業プロジェクトを進めているのでしょうか?

(調査概要:2022年4月、Sony Startup Acceleration Program(SSAP)の公式サイトで実施した、企業内新規事業に従事する321名に対するアンケート)

Q.あなたの新規事業プロジェクトのチームは何人で構成されていますか?

1~3人:45%、4~6人:26%、7~9人:12%、10人以上:17%

今回のアンケートでは、45%の方が「1~3人」という非常に少ない人数でプロジェクトを推進していると回答。
企業規模別でみると、300人以上の企業では「1~3人」「4~6人」「10人以上」それぞれの回答割合に大きく差はなかったものの、300人未満の企業では「1~3人」と回答された方が67%と突出。企業の規模が小さくなるほど、チームの人数も少なくなる傾向にあることがわかりました。人件費を含め、潤沢な予算を確保しづらい背景もあるかもしれません。

10人以上でプロジェクトを進めている方の場合は「課長クラスまで現場に出て対処(一般社員)」などチームワークで解決を試みる場合もある一方、1~3人のチームに絞ると、お互いにカバーしあうよりも「一部の開発をアウトソーシング(経営者)」「プロジェクトに賛同してくれる有志による作業工数で補っている(プロジェクトリーダー)」などチーム外のリソースを活用し、人数の補填をしているという回答が見受けられました。

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Sony Startup Acceleration Program(SSAP)は、「あらゆる人に起業の機会を。」をコンセプトに、2014年に発足したスタートアップの創出と事業運営を支援するソニーのプログラム。ソニー社内で新規事業プログラムを立ち上げ、ゼロから新規事業を創出した経験とノウハウを活かし、2018年から社外にもサービス提供を開始。経験豊富で幅広いスキルとノウハウをもったアクセラレーターの伴走により660件以上の支援を24業種の企業へ提供。大企業ならではの事情に精通。(※ 2024年3月末時点)

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