2023.01.30
新規事業組織の"リアル"大解剖

#26 予測不可能な新規事業、モチベーション維持に苦労しているのは●%!

本連載は企業内新規事業に従事する方にアンケートを行い、 企業内新規事業の"リアル"に迫る企画です。
第26回のテーマは、「新規事業推進におけるモチベーションの維持」。予測不可能で数多くの壁が立ちはだかるといわれる新規事業において、どのくらいの方がモチベーションの維持に苦労しているのでしょうか?

(調査概要:2022年6月~7月、Sony Startup Acceleration Program(SSAP)の公式サイトで実施した、企業内新規事業に従事する274名へのアンケート)

Q.新規事業を進めるにあたり、モチベーション維持に苦労したことはありますか? 

ある:81%、ない:19%

80%以上の新規事業担当者が、モチベーション維持に苦労していると回答。
役職別にみると、係長のうち91%が「ある」と答えており、一般社員の76%に比べ大きな差がありました。企業別にみると、300人未満の企業に比べ、300人以上の企業の方が「ある」と答えた数が6ポイント高く、モチベーション維持に苦労している傾向がありました。

新規事業においては、計画通りにプロジェクトが進まないことや、計画が白紙になってしまうこともしばしば起こりえます。現場のリーダーとして日々困難な状況と対峙している係長は、特にモチベーション維持が難しいのかもしれません。

係長からは「新規事業のための費用を確保していても、制約が多く自由に使えない。担当側も手探りで検討している部分も多く、ある程度裁量権をもらわないとモチベーションが下がってしまう。」「短期間で担当者を代えられてしまう。」などの意見が挙がりました。

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Sony Startup Acceleration Program(SSAP)は、「あらゆる人に起業の機会を。」をコンセプトに、2014年に発足したスタートアップの創出と事業運営を支援するソニーのプログラム。ソニー社内で新規事業プログラムを立ち上げ、ゼロから新規事業を創出した経験とノウハウを活かし、2018年から社外にもサービス提供を開始。経験豊富で幅広いスキルとノウハウをもったアクセラレーターの伴走により660件以上の支援を24業種の企業へ提供。大企業ならではの事情に精通。(※ 2024年3月末時点)

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