本連載は企業内新規事業に従事する方にアンケートを行い、 企業内新規事業の"リアル"に迫る企画です。
第22回のテーマは、「新規事業と企業文化の関係性」。企業から新規事業を生み出す際に、企業文化はどのくらい影響があるのでしょうか?
Q.ご自身の会社の企業文化が新規事業の推進を妨げていると感じることはありますか?
75%の人が、会社の文化が新規事業の推進を妨げていると回答。
企業規模別でみると、300人以上の企業で「ある」と答えた方は90%と高い傾向にある一方で、300人未満の企業では「ある」と答えた方が52%と、企業規模により大きな差があることがわかりました。企業規模が大きい会社では、創業年数も比較的長いことが多いため、古くから続く文化や価値観が新規事業に影響を与えているのかもしれません。この点で企業規模が小さい会社にはスタートアップ企業も多く含まれ、創業間もないことからまだ企業文化が定まっていないという可能性も考えられそうです。
300人以上の企業の方からは、古くから続く価値観や社風の他、「既存事業が強すぎる。それと比較するとどれもダメに見えてしまう(一般社員)」「既存事業に対する比重が高いため、リソースを割こうとしない(係長)」など既存事業との兼ね合いに関わる理由が多く寄せられました。
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