Sony Startup Acceleration Program (SSAP)によるオリジナル連載「大企業×新規事業 -Inside Stories-」は、SSAPの担当者が大企業内の新規事業組織のトップにインタビューする企画です。
今回インタビューしたのは、JR東日本グループのCVC(Corporate Venture Capital)であるJR東日本スタートアップ株式会社(以下JR東日本スタートアップ)。ここでは、一般のスタートアップ企業のアイデアや技術とJR東日本グループの経営資源を繋ぎ、実証実験や事業化をサポートしています。
JR東日本スタートアップの代表取締役社長 柴田 裕さんが語る、会社設立の秘話やスタートアップ企業との共創に挑む理由とは?社会インフラを持つJR東日本だからこその"強み"と、その裏腹にある"苦労"とは?
これまでに92件のPoC(実証実験)を行い、そのうち41件を事業化してきたJR東日本スタートアップのリアルに迫ります。
事業化した41件、"無人コンビニ"から"駅そばロボット"まで
――JR東日本スタートアップでは、これまで41件の事業が生まれています。特に印象的だった事業はありますか?
41件全部が印象的だったので本当は全部紹介したいのですが(笑)、時間が限られているのでピックアップしてご紹介します。
まずは「生活サービス事業」。無人AIレジ店舗「TOUCH TO GO」はいわゆる無人コンビニです。