Sony Acceleration Platformによるオリジナル連載「大企業×新規事業 -Inside Stories-」は、Sony Acceleration Platformの担当者が大企業内の新規事業組織のトップにインタビューする企画です。
※2024.11時点:本記事では、2022年時点のため、旧名称「Sony Startup Acceleration Program (SSAP)」と呼称しております。
今回インタビューしたのは、ソニーグループ株式会社でスタートアップの創出と事業運営を支援するSSAP。
SSAPの責任者 小田島 伸至が新規事業組織の立ち上げの過程でぶつかった数々の“壁”、新規事業には意外にも関係無かったポイントとは?これまでに19の事業を創出してきたSSAPの過去と今、そして未来に迫ります。
目指すのは新規事業の"学校"
――さまざまな機関と組み、事業を生み出すSSAP。次のステップは?
SSAPのパーパスは「あらゆる人の発想を実現させ豊かで持続可能な社会を創り出す」こと。皆さんの中に眠っているアイデアをどんどん社会に出し、社会を豊かにする。そうすることで、皆さん自身も充足される。こんな将来を描いています。
そのためにSSAPが作ろうとしているのが、新規事業のある種“学校”のような仕組み。世の中には事業を生み出したい人はたくさんいますが、新規事業に特化した仕組みが整備されていないんですよね。システマティックさが足りていないのです。
――学校のような仕組みを作ることで、世の中はどう変わるのでしょうか。
“学校”では世の中で生きていくために必要な知識や経験を身に着けることができます。そして学校教育を経て、人々は社会に出ることができます。私たちは、「社会に出るためのノウハウを学ぶ学校」のような、「新規事業を創るためのノウハウを学べる学校」を作ろうとしています。