Sony Startup Acceleration Program(以下SSAP)は2019年度に東京大学と、2020年度からは東京藝術大学と社会連携講座を開講しました。企業と大学・学生が連携し、スタートアップを創出する「産学協創エコシステム」の発展を目指しています。本講座では、年1回のニーズ検証結果をピッチするイベント「オーディション」を軸に、「トレーニング」、「ワークショップ」等が行われています。
今回は、7月に東京藝術大学で行われた、事業アイデアの閲覧会の様子をレポートします。
――アイデア閲覧会の開催と社会実装PJの決定
藝大での3回のインプットトレーニングと3回のアイデア検討会を経て、アイデアを発表し社会実装を目指すプロジェクトを見出すための「アイデア閲覧会」が開催されました。全部で8件が発表され、12月までの間に社会連携講座にてメンタリング等の支援をするプロジェクト4件が決定しました。
当日の閲覧会にはオンラインとリアル両方の参加者がおり、リアルの場ではソーシャルディスタンスに配慮する形でSSAPのプロデューサーと東京藝大の教員3名が参加しました。SSAPのアクセラレーター6名もオンラインで参加し、学生たちのアイデアの発表後に講評を行いました。
――4件のプロジェクト
社会連携講座にてメンタリング等の支援することになった4件のプロジェクトには、情緒・文化的なユーザーエクスペリエンスを追求するプロジェクトが揃いました。昨年度、東京大学で実施した社会連携講座で多く生まれたテック系のプロジェクトとは、また趣が異なります。
東京藝術大学で生まれたプロジェクトにも、SSAPが社会連携講座を設置している東京大学の学生数名が加入する形で、大学間の学生の交流も生まれています。