Sony Startup Acceleration Program(以下SSAP)は2019年度に東京大学と、2020年度からは東京藝術大学と社会連携講座を開講しました。企業と大学・学生が連携し、スタートアップを創出する「産学協創エコシステム」の発展を目指しています。本講座では、年1回のニーズ検証結果をピッチするイベント「オーディション」を軸に、「トレーニング」、「ワークショップ」等が行われています。
今回は、7月に計2回行われた東京大学でのワークショップ・アイデアソンの様子をレポートします。東京大学とデジタルハリウッド大学の学生が参加し、アイデアソンを実施しました。
ワークショップ・アイデアソン
参加した学生が4人程度のグループに分かれ、ミートアップ・インプット・プロセス・アウトプットと段階に沿ってアイデア発想グループワークを行いました。
――ミートアップ
学生数名ずつのチームを作り、オンラインのホワイトボードを使用したミートアップを実施しました。各チームに共通のお題を出し、そのお題に沿った4コマ漫画をチーム毎に作成。4コマ漫画を作成する途中で自然に会話が生まれ、チームメンバーが徐々に打ち解けていきました。
――インプット・プロセス
アイデア創発は2日間に分けて、2つのテーマ「ウィズコロナ時代のハイブリッド・アクティブラーニングを考える」「ウィズコロナ時代の地域交流型旅行体験を考える」で行われ、学生がチーム毎にアイデアを検討しました。
まずは講師からのインプットとして、現状コロナ禍で行われている事例やその分類を学生に向けて紹介し、その後事例の分析やアイデア出しを行った後、各チーム毎の発表を行いました。
――アウトプット
グループ毎に3分ほどでアイデアを発表しました。参加者のバックグラウンドが活かされた様々なアイデアが生まれ、最後にはお互いに各チームへの投票を実施しました。
ワークショップ後には、参加した学生を対象に懇親会を行い、講師とのコミュニケーションや学生同士の親睦、事業アイデアのオーディションに向けたチームメンバー集め等が行われました。
東京大学・東京藝術大学での社会連携講座では、ワークショップを通じて社会実装したいと思えるアイデアの原石や共に挑戦したい仲間を見つけられる機会を提供しています。その活動が、実際に社会実装を目指してプロジェクトを実践するオーディションへのエントリーに繋がっていきます。