2019.12.05
東大とソニーの社会連携講座

#07 【Audition】最終審査を実施!@東京大学

Sony Startup Acceleration Program(以下SSAP)は、2019年度に東京大学と社会連携講座を開講しました。企業と大学・学生が連携し、スタートアップを創出する「産学協創エコシステム」の発展を目指しています。本講座では、年1回のニーズ検証結果をピッチするイベント「オーディション」を軸に、「トレーニング」、「ワークショップ」等が行われています。

第7回は、2019年11月6日(水)に行われたスタートアップ・アイデアのオーディション最終審査をレポートします。

最終審査は東京大学本郷キャンパスにて行われ、学生7組がビジネス・メディアアート・社会課題解決のニーズ検証結果を競い合いました。学生たちがチーム毎に、この半年間のWorkshopやTrainingによって生み出し磨いてきたスタートアップ・アイデアに関するピッチやポスターセッションを実施。当日は審査員として東京大学工学系研究科 機械工学専攻 中尾教授が参加した他、工学系研究科 研究科長 大久保教授をはじめとする東大教員の皆様・学生に加え、SSAPのアクセラレーターも出席しました。

■スタートアップ・アイデアのピッチ

ピッチでは、各チーム6分で想定顧客のニーズ検証結果を報告しました。その後、東大の教員やSSAPのアクセラレーターとの5分間のQ&Aセッションを実施。アイデアの新規性・進歩性・実現性等の観点から様々な質問が投げかけられ、それに対して学生が回答していきました。
実際に作成したプロトタイプを披露しその効能や利用シーンを訴求するチームもあり、観客を沸かせました。

プレゼンテーションを行う学生
プレゼンテーションを行う学生
プレゼンテーションを行う学生
プレゼンテーションを行う学生
プレゼンテーションを行う学生
プレゼンテーションを行う学生

■ポスターセッション

ポスターセッションでは、アイデアの概要や今後の展望、ソニーへの要望などをまとめたポスターや学生が作成したプロトタイプが展示され、学生達が来場者とコミュニケーションを取りながら、成果の共有や進化のためのディスカッションを行いました。

ポスターセッション

■結果発表・懇親会

当日ピッチを行った学生のスタートアップ・アイデアを対象に、新規性・進歩性・実現性・熱意・柔軟性の5つの観点で審査員及び関係者で審査を行いました。GOLD、SILVER、BRONZE、AUDIENCEの計4種類のAWARDが用意され、それぞれの受賞チームを発表。GOLD AWARDの受賞チームには、北欧のスタートアップやデザインに触れる視察ツアー(Innovation Tour Europe)が賞品として授与されました。

参加者集合写真

懇親会では、当日ピッチを行った学生達と東大の教員、社会連携講座のメンター、SSAPのアクセラレーター、最終審査会の観覧者の交流の時間に加え、最終審査参加チームとは別の6組の学生が各自のプロジェクトの活動報告を行い、最終審査と合わせて全13組のプロジェクトの進捗と今後の展望が共有されました。

プレゼンテーションを行う学生

2019年4月より開講した社会連携講座では、学生達とSSAPのアクセラレータ―との協創を通じて、新たなアイデアを生み出してニーズを検証する様々な活動を行ってきました。今年度の大きなマイルストンであったオーディション最終審査会を経て、学生達とSSAPは、スタートアップ・アイデアの更なる進化を模索して参ります。

Sony Acceleration Platformは、新たな価値を創造し豊かで持続可能な社会を創出することを目的に2014年にソニー社内の新規事業促進プログラムとしてスタートし、2018年10月からは社外にもサービス提供を開始。ソニーが培ってきた事業開発のノウハウや経験豊富なアクセラレーターによる伴走支援により、740件以上の支援を25業種の企業へ提供。
新規事業支援だけでなく、経営改善、事業開発、組織開発、人材開発、結合促進まで幅広い事業開発における課題解決を行ううえで、ソニーとともに課題解決に挑む「ソリューションパートナー企業」のネットワーク拡充と、それによる提供ソリューションの拡充を目指します。(※ 2024年9月末時点)

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