Sony Startup Acceleration Program(以下SSAP)は、2019年度に東京大学と社会連携講座を開講しました。企業と大学・学生が連携し、スタートアップを創出する「産学協創エコシステム」の発展を目指しています。本講座では、年1回のニーズ検証結果をピッチするイベント「オーディション」を軸に、「トレーニング」、「ワークショップ」等が行われています。
第1回は、SSAPが東京大学にて行っている「テーマ別Workshop」の様子をレポートします。
「Audition」の一次審査にエントリーするアイデアの発想と仲間集めをサポートすることを目的に、2019年4月から6月の間に、「Workshop」を6回行いました。各Workshopでは企業やNPOの方々をゲストに迎え、テーマや課題の共有を行ったり、学生たちのアイデア発想をサポートしたりしました。
Workshopには、東大生に加え、東京藝術大学やその他美術大学の学生、社会人も参加し、多種多様なバックグラウンドを持つメンバーで盛り上がりをみせました。
Workshopのテーマ一覧
第1回 車輛・ロボティクス
第2回 丸の内のメディアアート(ゲスト:三菱地所株式会社 社員)
第3回 地方都市の社会課題解決(ゲスト:Disport 高畑拓弥さん)
第4回 ヘルスケア・IoTを用いた新しい保険(ゲスト:ソニー生命保険株式会社 社員)
第5回 インスタグラマー×旅行(ゲスト:Himemama代表理事 坂上愛佳さん)
第6回 事業承継×テクノロジー(ゲスト:Yamatoさわかみ事業承継機構 代表取締役社長 吉川明さん)
Workshopには各回約20名の学生が参加し、4~5名ずつのチームに分かれて実施。ゲストからのインプットをもとに、ペルソナをたてて課題解決のストーリーを考察したり、アイデアを付箋に書き出しチーム内で議論したりしました。Workshop最後では、チームごとに生まれたアイデアを参加者に向けて発表しました。各回とも、参加者のオリジナリティ溢れるアイデアが生まれました。
社会連携講座に参加する学生達は、上記のようなWorkshopで生まれたアイデアも含め、2019年7月中旬に行われた「Audition」一次審査に向け準備を進めました。