事業化までにたくさんの壁が立ちはだかるといわれる新規事業。正解がない中、1人で悩んでいませんか?本連載では、新規事業立ち上げ支援のプロフェッショナル集団であるSony Startup Acceleration Program(SSAP)のアクセラレーターが「壁」を乗り越えるための知識や知見、事例、ノウハウなどを共有します。
今回は子どもの仕上げ磨き専用歯ブラシ「Possi」でプロデューサーを務めるなど、様々な新規事業のプロジェクトチームに伴走支援を行ってきた宮崎 雅が「チームワークを高めるコツ」について説明します。
新規事業は仮説と検証の繰り返しの日々です。また想定外の事態が起こりやすいため、あらかじめ立てた計画通りに進まないことがほとんどで、日ごとに計画を見直すということも多々あります。不測の事態や計画の見直しが起こった際にチームがバラバラだと事態に対応することができません。スピーディーかつ臨機応変な対応が求められる新規事業でチームが一丸となり対応するためには、いかにチームワークよく動けるかが事業を進めるうえで重要となります。チームワークを高めるためはコミュニケーションを意識して行う必要があります。
チームワークを高めるためのコミュニケーションで重要となる3つのポイント
まず1つ目はメンバーにミッションやビジョンに共感してもらうことです。「チーム作りのコツ」の中で解説したように、道に迷った際の北極星となるミッションやビジョンを共有し共感してもらうことでチームの進むべき方向性が定まりやすくなり、結果的にチームワークを高めることに役立ちます。
重要なポイントの2つ目は密なコミュニケーションです。チームメンバーがそれぞれの担当領域で何を行ったか、デイリーで細かく振り返りを行うことが大切です。不確定要素が多い新規事業の場合は、どこに正解があるかを探すような日々で計画通りに進まないケースが多くあります。試行錯誤の毎日の中で着実に前に進むためには、チーム内でその日にあった出来事を細かく振り返り、翌日の計画と担当者を細かく見直すことでスピード感を持ち事業を進めることができます。こうした密なコミュニケーションがなければメンバー同士がすれ違い、状況に素早く対応できないということが起きてしまいます。
細かなタスクの管理やスケジュールの見直し・可視化などに不安がある方のために、SSAPではアクセラレーターがプロジェクトマネージャー(PM)に伴走しながら支援するPM育成支援 などを提供しています。
チームワークを高めるためのポイント3つ目は
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