Sony Startup Acceleration Program(以下SSAP)は2019年9月より学校法人立命館(以下、立命館)が設立した「立命館・社会起業家支援プラットフォームRIMIX(Ritsumeikan Impact-Makers Inter X(cross))」と連携し、学生・生徒・児童のアイデアのブラッシュアップ、事業化への課題検証等を支援しています。2019年度は、総長ピッチチャレンジ(※)に参加する学生に向けてSSAPがアイデアを形にするための支援を行い、2020年度も継続してワークショップやトレーニング、コーチング等を行っています。
今回は、立命館大学の学生に向けてSSAPが6月から11月にかけて行った「ワークショップ」「インプット」「ブラッシュアップ」の様子をレポートします。
SSAPワークショップ
6月・7月には、「アイデアソン」と「マインドセットワークショップ」の計3回のワークショップを行いました。それぞれ講師をお招きし、立命館の高校生以上の学生が参加しました。
――ワークショップ①「アイデアソン」
概要・目的
6月21日(日)と7月4日(土)、「アフターコロナをテーマに短時間で新たな事業を立案し柔軟な発想力を鍛える」ことをテーマに、立命館の高校生以上の学生約40名に向けてアイデアソンを実施しました。
本ワークショップは、「アイデアソンを通じて自分のプロジェクトを見つけたり、ブラッシュアップする機会を作ること」に加え、「柔軟な発想力を高めつつ新たなアイデア発見につながる機会を提供すること」等を目的に実施しました。
――ワークショップ②「マインドセットワークショップ」
概要・目的
6月28日(日)、「自らの過去を振り返り価値観を認識し自分の“軸”を見つけ将来の“志”について考える」ことをテーマに、立命館の高校生以上の学生約100名に向けてワークショップを実施しました。
本ワークショップは、「自らの興味関心を探求することで、未来に成し遂げたい目標を明確化すること」に加え、「自分のマインドセットを理解することで、自身の可能性を発見すること」「グループワークを行うことで、様々な価値観に触れ多様な考えを知ること」等を目的に実施しました。
インプット・ブラッシュアップ
7月12日(日)から9月13日(日)にかけては、SSAPトレーニングによる全5回のインプットを、社会的企業に興味がある学生約100名を対象に実施しました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、オンラインでの開催となりました。
――インプットトレーニング
概要・目的
全5回で、ビジネスモデル構築を1から学ぶことを目的に学生に向けてインプットトレーニングを実施しました。「商品価値を学ぶ」ことから始まり、「顧客価値検証」を実際にチームで行いながら実施し、「ビジネスモデル構築」を行った後、チームごとにトレーニングの結果をピッチしました。
インプットトレーニングの様子
SSAPのアクセラレーター等がレクチャー・メンタリング等を行い、学生達はチームごとに、総長ピッチオーディションに向けてアイデアをブラッシュアップしていきました。
――ブラッシュアップ
概要・目的
学生達は、インプットトレーニングの後、総長ピッチチャレンジ出場とSSAPメンターによる全4回のブラッシュアップへの参加をかけたオーディションに挑戦しました。オーディションに通過したチームは、10月11日(日)から11月29日(日)にかけて実施されたブラッシュアップに参加しました。
ブラッシュアップの様子
12月19日(土)に実施される総長ピッチチャレンジに向けて、SSAPのアクセラレーターが学生達にコーチングを行い、ビジネスプランのブラッシュアップの支援を実施しました。
オーディションに勝ち抜きブラッシュアップに参加した学生達は、それぞれのビジネスプランを12月後半に開催する総長ピッチチャレンジにて総長をはじめとする有識者に対してピッチするべく、現在も準備を進めています。