2021.07.13
SSAP & Z世代!

4大学合同アイデアソンレポート

Sony Startup Acceleration Program(以下SSAP)は2019年9月より学校法人立命館(以下、立命館)が設立した「立命館・社会起業家支援プラットフォームRIMIX(Ritsumeikan Impact-Makers Inter X(cross))」と連携し、学生・生徒・児童のアイデアのブラッシュアップ、事業化への課題検証等を支援しています。

2021年6月には立命館学園に合流する形で、SSAPが社会連携講座を設置している東京大学・東京藝術大学に加えデジタルハリウッド大学の学生との合同アイデアソンを行いました。計3日間に渡って行われたアイデアソンには40名の学生が参加しました。

――アイデアソン開催の目的

4大学合同のアイデアソンは、「興味を持てるテーマ・共に挑戦するチームメンバー候補との出会い」と「アイデア発想法の実践演習」の2つを目的に実施されました。また、このアイデアソンをきっかけに2021年度の総長ピッチへのエントリーを検討する学生が増えることも期待されています。

――実施内容

SSAPのプロデューサーがアイデアソンのファシリテーションを実施しました。

・Day1 アイスブレイク
5人×8組のチームに分かれて、それぞれチーム内で自己紹介や4コマ漫画作成を行いました。また4大学の比較をテーマに、学生がそれぞれの大学の特徴を紹介し、共通点やギャップを指摘し合い、盛り上がりました。

・Day2 アイデア掲示板
Day3のアイデアソンに向けて、テーマとなるアイデアやチーム決めを行いました。学生がそれぞれオンラインホワイトボードに書いたアイデアを発表した後、それぞれ気になるテーマのブレイクアウトルームに集い意見交換をしました。フードロスや地方創生等、様々なテーマで議論が行われました。

当日使用したオンラインホワイトボードの一部
当日使用したオンラインホワイトボードの一部

・Day3 アイデアソン
Day2で決めたチームで解決を目指す社会課題を定め、そこに登場する人物のニーズや困りごとを抽出しました。そこに、その社会課題と関係なく各自が持ち寄った面白い取り組み・事例を掛け合わせ、自分事化できる社会課題解決法を発想し、発表しました。

当日使用したオンラインホワイトボードの一部
当日使用したオンラインホワイトボードの一部

――参加した学生の声

アイデアソン終了後には、学生達から多くの感想が寄せられました。

・自分とは異なる分野に関する知識を持つ人たちから刺激を得ることができて楽しかった
・他大学との繋がりが出来て良かった
・自分の鍛えたかった力を、実践を通して得ることができた
・どうやってアイデアを出すのかという方法を知ることができて良かった
・3日間が充実していたので、もっとアイデアソンをやりたいと思った

参加者(一部)の集合写真
参加者(一部)の集合写真

――立命館 事務局より

学校法人立命館 起業・事業化推進課 冨田 沙樹さん

普段触れ合うことのない、バックグラウンドの違う大学の学生たちがアイデアを出し合う経験は新鮮だったと思います。全回オンラインでの実施でしたが、オンラインホワイトボードなどのツールを駆使して、議論が活発化するテーマや手順を設定いただき、みなさんリラックスして楽しそうに参加していたのが印象的でした。本プログラム終了後も、いくつか自主プロジェクトが立ち上がっています。これがきっかけに、挑戦する学生が増えることを期待しています。

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SSAPは今後も、Z世代に向けたアイデア発想のためのワークショップやアイデアソン、事業化への仮説検証のサポート等を実施していきます。

Sony Startup Acceleration Program(SSAP)は、「あらゆる人に起業の機会を。」をコンセプトに、2014年に発足したスタートアップの創出と事業運営を支援するソニーのプログラム。ソニー社内で新規事業プログラムを立ち上げ、ゼロから新規事業を創出した経験とノウハウを活かし、2018年から社外にもサービス提供を開始。経験豊富で幅広いスキルとノウハウをもったアクセラレーターの伴走により660件以上の支援を24業種の企業へ提供。大企業ならではの事情に精通。(※ 2024年3月末時点)

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