2022.01.06
SSAP & Z世代!

#03 東大・東京藝大のZ世代のアイデアは?最終審査会レポート

Sony Startup Acceleration Program(以下SSAP)は、東京大学・東京藝術大学と社会連携講座を開講し、学校法人立命館(以下立命館)が設立した「立命館・社会起業家支援プラットフォームRIMIX(Ritsumeikan Impact-Makers Inter X(cross))」とも連携し支援をしています。またこれらの教育機関との連携に加え、一般企業に対してもZ世代の発想を生かした新規事業創出支援や、Z世代向けの研修の実施サポート等を行っています。

今回は、2021年12月8日(水)に行われた東京大学・東京藝術大学のオーディション最終審査会の様子をレポートします。

最終審査会は完全オンラインで行われ、東京大学・東京藝術大学の社会連携講座に参加し一次審査等を勝ち抜いた学生9組がスタートアップ・アイデアのピッチを行いました。学生たちは最終審査会に向けて半年間、SSAPのプロデューサーやメンターによるワークショップやトレーニングでスタートアップ・アイデアを生み出し磨いてきました。
審査員として東京大学工学系研究科 機械工学専攻 中尾教授が参加した他、工学系研究科 研究科長 染谷教授をはじめとする東大教員の皆様・学生に加え、SSAP責任者の小田島やアクセラレーターも出席しました。

スタートアップ・アイデアのピッチ

ピッチでは、各チーム6分で想定顧客のニーズ検証結果や未来構想を報告しました。
学生は大学の垣根を越えたメンバーでチームを組んでいるケースもあり、東京大学・東京藝術大学に加えデジタルハリウッド大学の学生がピッチを行いました。動画を使ってプロトタイプのテスト結果を伝えたり、アイデア発想のきっかけとなった原体験を伝えたりと、学生それぞれの強みを活かされたピッチでした。

ピッチ後には審査員とのQ&Aセッションを実施し、それぞれのアイデアが実現性・スケーラビリティがあるか等の観点から様々な質問が投げかけられ、それに対して学生が回答していきました。

各チームの学生がZOOMの画面共有を使って資料を表示しながら発表している写真
学生によるピッチの様子

結果発表・懇親会

当日ピッチを行った学生のスタートアップ・アイデアを対象に、「チームの原体験の魅力や推進力」「アイデアの実現性やスケーラビリティ」などの観点で審査を行いました。グランプリ、特別賞、オーディエンス賞が用意され、それぞれの受賞チームを発表。グランプリの受賞チームには、プロデューサーによる約3か月の育成支援等が賞品として授与されました。

懇親会では、当日ピッチを行った学生達と東大の教員の皆様、社会連携講座のメンター、SSAPのアクセラレーターが最終審査会の振り返りつつ、交流を深めました。

ZOOMの画面に学生や審査員が全員集合して話している写真
最終審査会の集合写真

SSAPのプロデューサーより

SSAPは2019年度に東大と、2020年度からは東京藝大と社会連携講座を開講し、今年度はより大学の垣根を越えた取り組みを推進しました。今年度の最終審査は非常に接戦で甲乙つけがたかったため、エビデンスの明確さを指標に受賞チームを選びました。どのプロジェクトも最終審査はゴールを目指した中間地点なので、また次なるマイルストンに向かって進めていってもらえればと思います。オーディション最終審査会を経て、学生たちと共にSSAPは、スタートアップ・アイデアの更なる進化を模索して参ります。

Sony Startup Acceleration Program(SSAP)は、「あらゆる人に起業の機会を。」をコンセプトに、2014年に発足したスタートアップの創出と事業運営を支援するソニーのプログラム。ソニー社内で新規事業プログラムを立ち上げ、ゼロから新規事業を創出した経験とノウハウを活かし、2018年から社外にもサービス提供を開始。経験豊富で幅広いスキルとノウハウをもったアクセラレーターの伴走により650件以上の支援を24業種の企業へ提供。大企業ならではの事情に精通。(※ 2024年2月末時点)

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