2023.06.15
SOMPOグループが挑むメガトレンドの事業化 ―アクセラレーションプログラム始動―

#04 マネジメントの視点で振り返る、アクセラレーションプログラムの意義

2022年よりSOMPOリスクマネジメント株式会社(以下、SOMPOリスク)と損害保険ジャパン株式会社(以下、損保ジャパン)とが開始した、アクセラレーションプログラム「SOMPO Acceleration Program」

Sony Startup Acceleration Program(SSAP)はSOMPO Acceleration Programの開始にあたりSOMPOリスクに、プログラムの制度構築や運用の支援に加え、プログラムへの応募促進施策やビジネスモデル構築トレーニングを提供しています。

SOMPOリスクがアクセラレーションプログラムを開催することにしたワケは?スタートアップ企業と共に創出を目指す、メガトレンド領域の新規事業とは?プログラムに参加したSOMPOリスク社員に起こった変化とは?SOMPOリスク史上初の取り組みの軌跡をご紹介します。

SOMPOリスクマネジメント株式会社 執行役員  黒瀬 俊明(くろせ・としあき)さん

事業創出の第一歩と、SOMPOリスクの人材育成への貢献

――黒瀬さんの役職と、アクセラレーションプログラム「SOMPO Acceleration Program」推進における役割を教えてください。

私はSOMPOリスクで執行役員をしています。SOMPO Acceleration Programでは、担当役員として企画段階から最後の審査まで通して俯瞰的に企画や事業案を見ているような立場でした。企画段階でのレビュー、役員や社外との連携など企画実現に必要な諸々の活動を行い、事業案の1次審査・2次審査にも審査員として携わりました。

――マネジメントの視点で、今回のプログラムを振り返っていかがでしたか。

今回のプログラムでは2022年8月~9月に企画アイデアを募集し、10月に1次審査を実施、2月に2次審査を実施しました。1次審査時点では6社が通過し、当初はその後最終審査を経て事業化検討を行うことを視野に入れていましたが、結果としては2次審査を通過できたビジネスアイデアが無く、2022年度のプログラムを終えました。今回の取り組みで設定した審査基準を通過したビジネスアイデアは無かったものの、別の形で違う領域での協業検討を引き続き進めています。

今回、新しい取り組みに応募してくださったスタートアップ企業の皆様と、協力してくれたSOMPOリスク内のカタリスト各位にはとても感謝しています。特にスタートアップ企業の皆様はプログラムに興味を持ち、数か月にわたりビジネスアイデアを考えていただきました。今回は残念ながら新しい事業に結び付けられませんでしたが、魅力的な事業案が多かったのは確かですし、カタリストとして参加した社員がスタートアップ企業と共同で事業を創りあげていく経験が出来たことは人材育成の面で大きく意義があったのではないかと考えています。
同時にSOMPOリスクで今後新規事業の創出を目指すにあたっての課題に気付くことができました。今後はそれらを改善して、引き続き新規事業の創出を目指していくつもりです。

SOMPO Acceleration Program 事務局メンバーの打ち合わせの様子
SOMPO Acceleration Program 事務局メンバーの打ち合わせの様子 

新規事業創出に対する社員の想いを可視化できた

――SSAPが一部支援させていただきましたが、お役に立てた点はございますか?

まず、SSAP無しにはこのプログラムは実現できなかったと思っています。プログラムの目的の1つであった制度設計と人材育成の面で幅広くサポートいただきました。特にStage Gate System(※)は今後SOMPOリスクの事業開発の標準として取り入れていこうと考えています。またカタリスト制度を導入したことで新規事業に対して意欲や想いを持った社員が複数名いるということも認識できましたし、スタートアップ企業と協業すること、及びSSAP提供の研修を通じて社内の人材育成にも繋がったと思います。

※事業アイデアや技術開発テーマを効率的に発掘・育成していく方法論
Stage Gateの概略図
Stage Gateの概略図

――プログラムを通じて、社内の風土などの面で変化はございましたか?

カタリストとして参加した社員に話を聞くと、「新規事業に携わってみたいと思っていた」「会社として取り組まなければならない領域だと思っていた」などの意見がありました。プログラムを通じて新規事業創出に対する社員1人ひとりの想いを可視化できたと思っています。

また、今回の募集テーマであったカーボンニュートラル、再生エネルギー、サプライチェーン、物流DX、モビリティ、EC・プラットフォーマーなどのメガトレンドにおいて新規事業を効率的に創出するにあたり、制度や組織の面で改善点があることにも気付くことができました。

――今後のSOMPOリスクでの新規事業開発の展望がございましたら、ぜひお聞かせください!

まずは社内で改めて、新規事業を創出するための土台作りを行っていきたいと考えています。社外との協創の前に社内の体制や風土を整える必要があると考えているので、今年度はビジネスアイデアへの投資プロセスを整備するところから始めるつもりです。
並行して、今回SSAPの関係者、カタリストとして参加したメンバーを含め、新規事業創出に取り組む体制構築を検討していく予定です。それらの取組みを通して、人的・資本的な基盤を整備していくのが現在の最優先事項です。

一方で、SOMPOグループでは引き続き「安心・安全・健康のテーマパーク」に資する新規事業創出に取り組んでいきますし、一緒に取り組む仲間も探しています。もし一緒に取り組んでくれる方々がいればぜひ協業したいと考えています!

※本記事の内容は2023年6月時点のものです。

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Sony Startup Acceleration Program(SSAP)は、「あらゆる人に起業の機会を。」をコンセプトに、2014年に発足したスタートアップの創出と事業運営を支援するソニーのプログラム。ソニー社内で新規事業プログラムを立ち上げ、ゼロから新規事業を創出した経験とノウハウを活かし、2018年から社外にもサービス提供を開始。経験豊富で幅広いスキルとノウハウをもったアクセラレーターの伴走により710件以上の支援を24業種の企業へ提供。大企業ならではの事情に精通。(※ 2024年6月末時点)

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