2024.11.27
事業開発の課題50

事業開発における課題は?投票結果を公開!(2024年10月実施)

Sony Acceleration Programは事業開発を阻害する社会課題を50個の項目に整理した『課題マップ50』を、2024年10月1日に更新致しました。

更新とともに、前回の2024年4月に続き、今回も新規事業・事業開発のご担当者や管理職の方々、新規事業・事業開発に関心のある方々に向けて事前に投票を実施。多くの方が直面している課題に対して、ランキング形式で発表します。
■調査概要
2024年10月、Sony Acceleration Platformの公式サイトで実施。以下に該当する皆さまを対象に投票を実施。
・新規事業・事業開発プロジェクトを担当している、または過去に担当された経験のある方
・新規事業・事業開発プロジェクトに興味があるが、取り組めていない方、または取り組みを諦めた方
・事業開発を推進する仕組みづくりを担当している方、または管理職・経営職の方

■投票結果ランキング

※有効回答数:354名(中小企業・大企業を含む)

トップ10にランクインしている課題のトレンドとしては、前回投票結果(2024年4月)から大きな変動はありません。一方で、今回新たにランクインした課題は「新規事業の成長に既存事業を活用できていない」、「専門家・有識者をうまく活用できていない」、「ニーズの見極めができない」、「オープンイノベーションを推進する目標・戦略・組織・体制がない」という課題でした。

第1位の「総じて全社員に新規事業開発の知識・スキルが不足している」は、前回の投票ランキングに続いて、トップにランクイン。新規事業開発には既存事業とは異なる知識やスキルが必要となりますが、必要な知識やスキルを習得するきっかけや機会がない、といったことも課題に感じる理由になっていると考えられます。また、「管理職に事業開発の経験・スキルがなく、本質的なアドバイスや指摘がもらえない」、「経営陣が新規事業に関する考え方を理解していない」等、自分自身ではなく、上司に知識やスキルがないことを課題と感じている声も挙がっています。

第2位は「新規事業の成長に既存事業を活用できていない」がランクイン。前回のランキング圏外から、今回急上昇した項目です。新規事業を成長させる上では、既存事業で培った組織能力や顧客基盤を活用することが有効ですが、新規事業を開発する部署と既存事業部との間で連携を取ることに課題を感じている方が多いものと推察します。

第3位は「新規事業を推進する目標・戦略・組織・体制がない」。本課題は前回のランキングでの6位から3位に上昇しています。「新規事業開発よりも既存事業の拡大の方が重視されてしまっている」、「新規事業開発を推進する戦略・方針が場当たり的である」や「専業で取り組める人員体制になっていない」等の声が挙げられています。

以上が投票結果となります。
お忙しい中、投票にご協力下さった多くの皆さまへ感謝申し上げます。
ご協力いただき、ありがとうございました。

【課題マップ50に関して】
Sony Acceleration Platformは事業開発の推進を阻害する社会課題を『課題マップ50』として50個の項目に整理しています。

50個の課題は事業開発に携わる様々な立場の視点から、①経営戦略、②人材開発、③組織開発、④事業開発、⑤結合促進の5つのカテゴリーに整理しています。

すべての課題を見るにはこちら

事業開発を推進する上で皆さまが抱えている課題がございましたら、是非Sony Acceleration Platformにご相談ください。
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Sony Acceleration Platformは、新たな価値を創造し豊かで持続可能な社会を創出することを目的に2014年にソニー社内の新規事業促進プログラムとしてスタートし、2018年10月からは社外にもサービス提供を開始。ソニーが培ってきた事業開発のノウハウや経験豊富なアクセラレーターによる伴走支援により、760件以上の支援を25業種の企業へ提供。
新規事業支援だけでなく、経営改善、事業開発、組織開発、人材開発、結合促進まで幅広い事業開発における課題解決を行ううえで、ソニーとともに課題解決に挑む「ソリューションパートナー企業」のネットワーク拡充と、それによる提供ソリューションの拡充を目指します。(※ 2024年10月末時点)

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