2023.12.26

新規事業創出における課題は?投票結果を公開!(2023年10月実施)

Sony Startup Acceleration Program(SSAP)は新規事業創出を阻害する社会課題を課題マップ50として、50個の項目に整理しました。
50個の課題は新規事業創出に携わる様々な立場の視点から、①経営改善、②人材育成、③環境構築、④事業開発、⑤結合促進の5つのカテゴリーに整理しています。

経営改善に関する課題:企業の経営陣や経営企画等、企業経営の視点から整理された課題、人材育成に関する課題:企業の経営陣や人事、教育機関等、人材育成の視点から整理された課題、環境構築に関する課題:新規事業創出をミッションとした新規事業部署等、新規事業創出促進の 視点から整理された課題、事業開発に関する課題:事業開発をミッションとした新規事業部署や新規事業プロジェクトチーム等、 事業開発の視点から整理された課題、結合促進に関する課題:新規創出をミッションとした新規事業専門部署や新規事業プロジェクトチーム等、 オープンイノベーション促進の視点から整理された課題

詳しくは、ぜひこちらのページをご覧ください。

前回の2023年1月に続き、今回も新規事業のご担当者や管理職の方々、新規事業に関心のある方々に向けて事前に投票を実施。多くの方が直面している課題に対して、ランキング形式で発表します。

■調査概要
2023年10月、SSAPの公式サイトで実施。以下に該当する皆さまを対象に投票を実施。(1人あたり3票を上限)
・企業内新規事業プロジェクトを担当している、または過去に担当された経験のある方
・企業内新規事業プロジェクトに興味があるが、取り組めていない方、または取り組みを諦めた方
・企業内で新規事業を創出する仕組みづくりを担当している方、または管理職・経営職の方

■投票結果ランキング

1位 新規事業創出を促す体制がない 28.1%、 2位 総じて全社員に新規事業開発の知識・スキルが不足している 21.1%、 3位 新規事業創出に向けた意欲や方針がない 18.3%、 4位 新規事業開発に適した人材の評価・登用ができない 13.7%、 5位 新規事業開発を担うリーダーが不足している 12.4%、 6位 開発している新規技術が商品にならない 11.6%、 7位 お金はあるのに新規事業に投資をしていない 10.3%、 8位 新規事業開発を伴走支援する人材が足りない 9.0%、 9位 人が余っている部署もあるのに新規事業は人手が不足している 8.8%、 9位 社員が新規事業にチャレンジしない 8.8%
※有効回答数:388名(中小企業から大企業までを含む)

新規事業創出を促す体制や方針に関する課題が最多

今回の投票結果では、上位3位のうち「新規事業創出に必要な体制や方針」に対する課題が2件ランクインする結果となりました(「1位 新規事業創出を促す体制がない」「3位 新規事業創出に向けた意欲や方針がない」)。新規事業を生み出す為の組織体制・そして会社としての方針が無い、または十分でないと感じてらっしゃる方が多いものと推察できます。

引き続き、人材に関する課題は多い

前回に続き人材に関する課題も上位を占めています(「2位 総じて全社員に新規事業開発の知識・スキルが不足している」、「4位 新規事業に適した人材の評価・登用ができない」、「5位 新規事業開発を担うリーダーが不足している」)。リーダー人材の不足は前回も2位にランクインされていましたが、今回は人材登用や育成面での課題を持ってらっしゃる方が多いという結果になりました。

【ご協力への御礼】
お忙しい中、投票にご協力下さった多くの皆さまへ感謝申し上げます。ご協力いただき、ありがとうございました。

課題マップ50では、ランキングに掲載された課題以外にも、新規事業の創出を阻害する課題を整理しています。
すべての課題を見るにはこちら

新規事業を創出する上で皆さまが抱えている課題がございましたら、是非SSAPにご相談ください。
お問い合わせはこちら

Sony Startup Acceleration Program(SSAP)は、「あらゆる人に起業の機会を。」をコンセプトに、2014年に発足したスタートアップの創出と事業運営を支援するソニーのプログラム。ソニー社内で新規事業プログラムを立ち上げ、ゼロから新規事業を創出した経験とノウハウを活かし、2018年から社外にもサービス提供を開始。経験豊富で幅広いスキルとノウハウをもったアクセラレーターの伴走により660件以上の支援を24業種の企業へ提供。大企業ならではの事情に精通。(※ 2024年3月末時点)

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