2024.05.28

新規事業創出における課題は?投票結果を公開!(2024年4月実施)

Sony Startup Acceleration Program(SSAP)は新規事業創出を阻害する社会課題を50個の項目に整理した『課題マップ50』を、2024年3月29日に更新致しました。

更新とともに、前回の2023年10月に続き、今回も新規事業のご担当者や管理職の方々、新規事業に関心のある方々に向けて事前に投票を実施。多くの方が直面している課題に対して、ランキング形式で発表します。
■調査概要
2024年4月、SSAPの公式サイトで実施。以下に該当する皆さまを対象に投票を実施。(1カテゴリーにつき、1人あたり3票を上限)
・企業内新規事業プロジェクトを担当している、または過去に担当された経験のある方
・企業内新規事業プロジェクトに興味があるが、取り組めていない方、または取り組みを諦めた方
・企業内で新規事業を創出する仕組みづくりを担当している方、または管理職・経営職の方

■投票結果ランキング

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※有効回答数:495名(中小企業・大企業を含む)

第1位となった「総じて全社員に新規事業開発の知識・スキルが不足している」は、前回の投票ランキングにおいても、上位2位にランクイン。新規事業開発は既存事業とは異なる知識やスキルが必要となることから、特にこれまで新規事業開発に携わったことのない方々が課題に感じることが多いものと思われます。

第2位には「新規事業の管理・育成方法が分からない」がランクイン。「複数ある新規事業開発プロジェクトの進捗管理ができない」、「プロジェクトやチームの育成をしていく方法が分からない」といった課題を持マネージャーや事務局といった新規事業開発プロジェクトをマネージする立場にある方々を中心に本課題が挙げられていました。

第3位は「新規事業開発を担うリーダーが不足している」。本課題も過去2回の投票ランキングにおいて、上位5位以内にランクインをしています。マネジメント・新規事業開発の事務局・担当者のいずれの属性でも半数以上が課題として挙げており、新規事業開発プロジェクトを牽引するリーダー人材の育成や採用が進まないといった現状があるものと推察します。

【ご協力への御礼】
お忙しい中、投票にご協力下さった多くの皆さまへ感謝申し上げます。
ご協力いただき、ありがとうございました。

【課題マップ50に関して】
SSAPは新規事業創出を阻害する社会課題を『課題マップ50』として50個の項目に整理しています。

50個の課題は新規事業創出に携わる様々な立場の視点から、①経営改善、②人材育成、③環境構築、④事業開発、⑤結合促進の5つのカテゴリーに整理しています。

経営改善に関する課題:企業の経営陣や経営企画等、企業経営の視点から整理された課題、人材育成に関する課題:企業の経営陣や人事、教育機関等、人材育成の視点から整理された課題、環境構築に関する課題:新規事業創出をミッションとした新規事業部署等、新規事業創出促進の 視点から整理された課題、事業開発に関する課題:事業開発をミッションとした新規事業部署や新規事業プロジェクトチーム等、 事業開発の視点から整理された課題、結合促進に関する課題:新規創出をミッションとした新規事業専門部署や新規事業プロジェクトチーム等、 オープンイノベーション促進の視点から整理された課題

すべての課題を見るにはこちら

新規事業を創出する上で皆さまが抱えている課題がございましたら、是非SSAPにご相談ください。
お問い合わせはこちら

 

Sony Startup Acceleration Program(SSAP)は、「あらゆる人に起業の機会を。」をコンセプトに、2014年に発足したスタートアップの創出と事業運営を支援するソニーのプログラム。ソニー社内で新規事業プログラムを立ち上げ、ゼロから新規事業を創出した経験とノウハウを活かし、2018年から社外にもサービス提供を開始。経験豊富で幅広いスキルとノウハウをもったアクセラレーターの伴走により710件以上の支援を24業種の企業へ提供。大企業ならではの事情に精通。(※ 2024年6月末時点)

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