Sony Startup Acceleration Programから生まれたIoTブロック「MESH™」。2020年には小学校でプログラミング教育が必修化され、子どもたちが主体的にプログラミングの楽しさや考え方を体験することができるツールとして期待されています。
2020年度から小学校の教科書にも掲載され、教育の中で活用されていくMESH。その沿革を、プロジェクトリーダーの萩原丈博と共に振り返ります。
(バックナンバー:『IoTブロックMESHヒストリー』#01 アイデア誕生)
【2015年4月】MESHの出荷式
2015年4月27日(月)、ソニーの製造事業所である愛知県の稲沢サイトにて、MESHの出荷式が開催されました。 当日は、関係者の方々総勢約100名が参加し、SSAPで支援する製品の初の出荷ということもあり盛大に式典が行われました。
萩原は出荷式にて、下記のように挨拶しました。
「MESHは、2人のソフトウェアエンジニアから始まりました。関係者の皆さんには親身に相談に乗っていただき大変感謝するとともに、MESHを通して組織を越え、人と人がつながり、事業となっていったことは本当にすばらしいことだと実感しています。」
「私が好きなソニーの創業者の一人、盛田さんの言葉の一つに“よいアイデアを持っている人は世の中にたくさんいるが、よいと思ったアイデアを実行する勇気のある人は少ない。我々はがむしゃらにそれをするだけである”というものがあります。ここまで進めることのできたMESHのように、新規事業の立ち上げ、形だけではないものづくりのプロセス、これらをスピーディに作り上げていくためには、アイデアだけでなく、それを実行する勇気を持った方が力を合わせたからこそ、今があると思っています。
今後も皆さんと一緒に力を合わせてアイデアを出し、それを実行してがんばっていきたいと思います。」
【2015年7月】「First Flight」にて日本でのMESH販売を開始
2015年7月、日本でついに販売を開始。この時期に日本でも、多数のメディアでMESHをご紹介頂きました。
【2015年7月】メディア向けイベントに登壇
2015年7月6日(月)にはSSAPが初めてメディア向けにソニーの新規事業創出プログラムを紹介するイベントを開催し、同イベント内で、MESHの販売を開始した旨と製品の特徴、開発の狙いなどを説明しました。テレビ、新聞、ビジネス誌など、多くの報道関係者が来場し、盛り上がりをみせました。
連載『IoTブロックMESHヒストリー』、次回の記事「#03 加速」では、2016年から2018年にかけて様々なイベント・ワークショップに出展してきたMESHのストーリーをご紹介します。