2020.07.07
"映画化"の実現に向けて アニメ映画『神在月のこども』

#01 主題歌アーティストmiwa・豪華製作陣によるメッセージ

Sony Startup Acceleration Program(以下SSAP)では、これまで培ってきた経験やノウハウを、スタートアップの事業化支援サービスとして社外にも提供しており、マーケティング支援の一環としてクラウドファンディング「First Flight」を運営しています。2019年3月からは、アニメーション映画『神在月のこども』の映画化実現に向けて、異例の複数回にわたりクラウドファンディングを実施してきました。
本連載では、プロジェクトの経緯やクラウドファンディングの過程、今後の展望等についてご紹介してまいります。

今回、『神在月のこども』の主題歌アーティストに決定したシンガーソングライターのmiwa、製作陣となる豪華な面々より、本作をブーストするに至ったご縁や想い、共にかける意気込みを綴ったメッセージが到着しました!

――株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ 吉竹 直樹さん

<プロフィール>
制作ディレクター/プロデューサーとして数々のアーティストの楽曲制作、プランニングに携わり、miwaはデビュー前の育成時期から一貫して担当。現在ソニー・ミュージックレコーズ第四制作部部長としてsumika、SUPER BEAVER等バンドからソロアーティストまで幅広く関わっている。

<メッセージ>
2019年の7月にフランスのパリで開催された欧米最大のジャパンカルチャーイベント、Japan Expoに参加した際、初心に戻る意気込みで多種多様な人が集まるフリースペースでのギター弾き語りLIVEを敢行し終えた後、楽屋に戻ったところで初対面の四戸プロデューサーらに声を掛けられました。
氏曰くたまたま会場移動中にmiwaのステージで足が止まり、LIVEを見て感動した、との事。20万人以上来訪する会場での予期せぬ出逢いにこちらも嬉しくなり話込む中で、miwaが会場で歌った「ヒカリへ」を聴いて同氏たちが会社設立時、状況が似ている事から励みにしていたドラマ『リッチマン、プアウーマン』を思い出した、今立ち上げている映画の企画で音楽を作ってくれないか?というまさしくドラマのストーリーの様な展開に。

帰国後再会し説明された「神在月のこども」の成り立ち、コンセプト、関わる方々の想いにすっかり魅了され、スタートアップから参加させていただける運びになりました。
そんな出逢いがあったパリの空の下で体験したLIVEやイベントで感じたのは、“世界は近い”、“人種や世代や性別なんて思ったほど関係ない”、そして改めて“日本の文化は素晴らしい”、という事でした。この映画はそのいずれも実証出来る作品になると思います。
miwaも今年でデビュー10周年を迎えました。今回の偶然の出逢いを必然にする為にも、音楽で作品に更なる彩りを加えられるように力を注ぎ込みたいと思います。

<主題歌アーティスト miwa ビデオメッセージ>

――株式会社ABCアニメーション 代表取締役社長 西出 将之さん

<プロフィール>
ABCテレビにて長年「プリキュアシリーズ」の企画・プロデューサーを務め、その後も数多くの作品の企画・プロデューサーを担当している。

写真右:株式会社ABCアニメーション 代表取締役社長 西出 将之さん
写真右:株式会社ABCアニメーション 代表取締役社長 西出 将之さん

<メッセージ>
昨年の春、弊社のプロデューサーの吉田くんから、「良い脚本があるから読んでほしい。」と開発中のシナリオを渡されました。それが、「神在月のこども」との出会いです。キャラクターの心情が手にとるように分かり、日本の原風景が次から次へと浮かびあがる、素晴らしい脚本でした。海外ライセンス班の蔡さんにも脚本を読んでもらったところ、親子の愛情というグローバルな価値観と日本固有の文化の映像表現に、心惹かれるという評価でした。
その後、アヌシー国際映画祭でクリティカユニーバサルの四戸さんともご一緒する機会があり、作品について色々とお話しさせていただいた事が、「神在月のこども」に参画するきっかけとなりました。

ABCアニメーションは、より多くの方々に常に斬新でかつ、挑戦的な映像作品をお届けすることを目指しています。
「神在月のこども」は、まさにABCアニメーションの考えと一致した作品と考えています。すでに「神在月のこども」の特報については、夏休み時期にテレビCMとして放映することを決めています。またアヌシー映画祭でのピッチリレーにも参画し、すでにセールスを開始しており、目の肥えた海外のライセンシーの評価も高いと聞いております。
この静謐ながら色鮮やかな日本のアニメーションが、世界の多くの映画ファンに支持されることを確信しております。

――イオンエンターテイメント株式会社 取締役 小金澤 剛康さん

<プロフィール>
イオンエンターテイメントにて『若おかみは小学生!』『多十郎殉愛記』等のエグゼクティブプロデューサーを歴任。その他、幅広い年齢層に向けた作品の企画・上映を手がけている。

 右より2番目:イオンエンターテイメント株式会社 取締役 小金澤 剛康さん
右より2番目:イオンエンターテイメント株式会社 取締役 小金澤 剛康さん

<メッセージ>
こどもにとって、自分を作り上げるエピソード記憶は多ければ多いほど良いと、私は勝手に思っています。ケンカでもTVでも旅行でもなんでもいい、その中から滅多に経験できないことを味わって、ステキな思い出と感性をたくさん作ってほしい、そう願って、例えば我が子にはたくさん刺激的なものに触れさせてきました。

こどもたちにとって最高の経験になるであろう「神在月のこども」。この映画から、ステキな思い出と感性がたくさんのこどもたちに残ることを願っていますし、自信をもって私たちは全国に届けたいと思っています。
今回、イオンエンターテイメントは本作の配給を行います。全国にある「イオンシネマ」でも当然ながら上映しますので、多くの地域でこの映画を楽しんでいただければ幸いです。

>>『神在月のこども』詳細はこちら

※本記事の内容は2020年7月時点のものです。

Sony Acceleration Platformは、新たな価値を創造し豊かで持続可能な社会を創出することを目的に2014年にソニー社内の新規事業促進プログラムとしてスタートし、2018年10月からは社外にもサービス提供を開始。ソニーが培ってきた事業開発のノウハウや経験豊富なアクセラレーターによる伴走支援により、740件以上の支援を25業種の企業へ提供。
新規事業支援だけでなく、経営改善、事業開発、組織開発、人材開発、結合促進まで幅広い事業開発における課題解決を行ううえで、ソニーとともに課題解決に挑む「ソリューションパートナー企業」のネットワーク拡充と、それによる提供ソリューションの拡充を目指します。(※ 2024年9月末時点)

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