2021年2月5日(金)・19(金)の2日間、Sony Startup Acceleration Program(SSAP)は、田園調布雙葉高等学校3年生向けの情報科目の特別授業として、事業化支援Webアプリ「StartDash」を使ったワークショップを行いました。
ワークショップでは1日目、SSAPのアクセラレーターがStartDashのアイデアシート、ビジネスモデルキャンバスについてレクチャー。2日目には、学生は2チームに分かれAI(人工知能)の活用をテーマにしたアイデアを発想し、アイデアシートやビジネスモデルキャンバス、ビジネスに必要なコストに関する補足資料の作成を行いました。ワークショップの最後には、SSAPのアクセラレーターからアイデアに対するフィードバックを行いました。
■ワークショップに参加した学生からのコメント
※コメントの一部を抜粋させていただきました。
「学生の頃から起業している人がいるのは知っていても、中々現実味がなかったので、StartDashを使うと起業する直前までを意外と簡単に考えていけることに驚きました。それでも実際に起業するとなると紙面上では分からなかった苦労がたくさんあると思いますが、その前段階までを経験できて良かったです。」
「シートを埋めるだけでどんどん現実的になってくるのが面白かったです。様々な大人の意見や考え方にも触れられていい経験になりました。」
「ワークの中で予算の部分などはあまり本格的なことはできませんでしたが、自分の考えた企画が一気に現実性を帯びてきたように感じられて楽しかったです。発表後、聴きに来てくださった方々が私たちの考えつかなかった視点でお話し下さったこともとても印象的です。私たちの発表についてその場でフィードバックをいただけるのは貴重な経験であったと思います。」
「StartDashを使うと、高校生でもここまで詳しくアイデアを形にすることができるのか、と驚きましたし、その過程がとても楽しかったです。企画のようなお仕事も楽しいのかもしれない、と思いました。発表では、様々な方からフィードバックをいただくことができて、企画などに限らず色々なことに生かすことができそうなアドバイスが多く、嬉しかったです。」
「資金面など自分の今までの経験だけでは全くわからないような分野について考えることができたのが面白かったです。」
■担当された先生からのコメント
田園調布雙葉中学高等学校 進路学習指導部 部長 情報科 主任
小林 潤一郎さん
「AIについて“ふわーっと”した議論ではなく(“なくなる仕事、なくならない仕事を考えようなど”)、技術面、運用面(社会での活用)の両面からの裏付けのあるアプローチをすることができる授業を行いたいと考えていました。技術面ではPython演習を毎年行っています。運用面(社会での活用)でのアウトプットに関して何がよいかを模索していたところ、SSAPのビジネスモデルキャンバスに出会いました。
フレームワークがあることで社会人経験のない学生もビジネスモデルの作成をトライすることが容易になります。また今回の授業のように社会人のフィードバックがあることによって、自分の考えのよいところ、改善するところを明確にすることができたと思います。」
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SSAPでは、StartDashの導入をご検討中の方、新規事業立ち上げのノウハウを学生や若手社員に学んでほしい学校・企業などに向けて、ワークショップの開催が可能です。お問い合わせページ(FAQ&Contact)から、お気軽にご連絡ください。