ソニーは、シンギュラリティ大学(※1)が主催するソリューションアイデアのコンテストであるSingularityU Japan Global impact challenge (以降GIC)の公式スポンサーです。
2019/7/30(火)、貧困や環境問題といったグローバルな社会課題に対する先進技術を用いたソリューションアイデアを募集したGIC2019の最終セレモニーが虎ノ門ヒルズフォーラムにて行われ、ファイナリストのピッチやゲストによるキーノートトークを聞きに、スタートアップ・事業開発・SDGs・先進技術に関心のある若手から経営層まで、300名を超える人が集まりました。
日本では3回目となる本コンテストに、ソニーからは、Sony Startup Acceleration Programが提供する事業化支援Webアプリ「StartDash」がブース展示を行いましたので、セレモニーの様子と合わせてレポートします。
※1 シンギュラリティ大学は、脳科学者で発明家のレイ・カーツワイル氏と、10億円を超える懸賞金で宇宙開発などを行うことで有名なXプライズ財団のCEOであるピーター・ディアマンティス氏が発起人となり設立された公益企業(ベネフィット・コーポレーション)です。
ソニーとシンギュラリティ大学の取り組みについては、こちらをご覧ください。
■StartDash展示ブース
ソニーの展示ブースでは、StartDashの実際の操作画面や出来上がった事業計画書のサンプルをお見せしてアプリをご紹介。また、Sony Startup Acceleration Programの活動自体にも多くの関心をお寄せいただき、ブースはたくさんの方で終始賑わいを見せました。起業を志す学生や、すでに事業を立ち上げている方など、StartDashの詳細な説明を受けた多くのお客様から実際に使ってみたいとご好評をいただきました。
■インパクト・トーク
セレモニー冒頭には、シンギュラリティ大学のBrett Schilke氏が登壇。シンギュラリティ大学のビジョンと、エクスポネンシャル・テクノロジーによる世界の急速な変化について実例を交えて紹介しました。
■ファイナリストピッチ
ファイナリストピッチでは、GIC2019の6名のファイナリストが登壇し最終プレゼンテーションを披露。衛星データと土壌データを用いた農業ソリューションを提案した、Sagriの坪井 俊輔さんがWinnerに選ばれました。
Winnerには、年1回シンギュラリティ大学で開催される、社会課題のソリューションをテーマとした約9週間の短期集中起業カリキュラムへの参加権が与えられます。
■カンファレンス
AIと生命を考えるカンファレンスと題し、東大松尾研究室発ディープラーニングのプラットフォーム企業NABLAS社のCEO中山氏と、ノーベル賞学者大隅先生の共同研究者であり細胞延命化の権威である大阪大学の吉森栄誉教授による特別講演が行われました。