Sony Startup Acceleration Program(SSAP)は、企業が保有する技術の新たな用途探索を支援する「技術の使い方を考えよう!技術シーズアイデアコンテスト」の最終審査を実施し、下記の通り受賞者を決定いたしました。
本コンテストは、企業で開発された優良な技術を社会に広く公開することでオープンイノベーションを促進し、技術の新たな用途を発掘することを目的としており、今回は京セラ株式会社(以下京セラ)が保有する技術「薄型軽量太陽電池モジュール」をテーマに用途アイデアを募集し、多くの方々から応募いただきました。
募集テーマは、「薄型軽量太陽電池モジュール」を活用したアイデアで、ユニークなアイデアであること・解決したい課題とその解決方法が明確であること・実現性が高いことを選考基準に、審査員が選考を行いました。
■受賞者
審査で選ばれた受賞者は下記の方々です。おめでとうございます!
■審査員コメント
アイデアコンテストに応募いただき誠にありがとうございます。
今回は京セラの薄型軽量太陽電池を使ったアイデアを募集しました。我々は、長年にわたり、太陽電池の研究開発をしているがゆえに、どうしても発想が凝り固まったところがありますので、様々な視点からのアイデアをいただき、新たな発想を得ることができました。また、皆様が設定されていた課題も多方面から捉えられたもので、多くの気づきがありました。今回はユニークさを重視し、審査させていただきました。惜しくも受賞されなかったアイデアも興味深いものでしたが、受賞アイデアはユニークさに加え、課題解決に向けた取組みや着眼点など、とても素晴らしい内容だと感じました。
■総評
この度、SSAPの新たな試みとして京セラ様の技術をテーマに技術シーズアイデアコンテストを実施いたしました。おかげさまで多くの方からたくさんのユニークなアイデアをご応募いただき、大変嬉しい気持ちです。
開発者の視点ではなく、技術を使用する方の視点で、かつ様々なバックグラウンドの方からアイデアをいただけたのは一般公募型のコンテストならではだと思います。開発者やプロジェクトに関わるメンバーでは発想もしなかったアイデアがあり、驚きとともに、技術の可能性を感じることができました。
SSAPでは技術の用途探索として、コンテスト以外にも様々な手法を実施しています。専門のアクセラレーターによって、ソニーグループはもちろん様々な業種の企業への技術紹介や、アイデア発想のワークショップの実施が可能です。開発した技術の用途が見つけられなくて困っている方、1つの技術からより多くの用途、これまでとは違う新しい用途を見つけたい、といった方にも有効です。考えもしなかったアイデアとのセレンディピティを実現できればと思います。ご興味ある方は是非お問合せください。