2019.8.1
【Service紹介】
あなたのアイデアを高速に可視化 StartDash Prototyping
Column

スタートアップの創出と事業運営を支援するSony Startup Acceleration Programは、「Ideation」「Incubation」「Marketing」「Expansion」の4つのサービスを提供しています。アイデアを形にする「Incubation」フェーズでは、ソニーの持つモノづくりのノウハウを大いに活用し、アイデアを可視化し、開発スピードの高速化と高クオリティを実現する「StartDash Prototyping」をご用意。これによりアイデアを具現化する時間とコストを大幅に短縮し、皆様が独自技術の開発や検証に注力できるようサポートします。今回は、「StartDash Prototyping」のリーダーを務める伊藤 健二から、支援内容をご紹介します。

ソニー株式会社 Startup Acceleration部Manufacturing Launch Teamリーダー 伊藤健二

――ハードウェア新規事業の課題

Sony Startup Acceleration Program(“SSAP”)は、これまで社内外含めて多くの新規事業案件を支援してきました。その中で皆様から多く寄せられる相談が、アイデアはあるが形にできない、作ったものがうまく動作しない、すぐ壊れる、量産を含めたモノづくりに時間がかかる等、ハードウェアに関する悩みです。

様々なプロジェクトが、そのアイデア特有の技術ではないモノづくりの基本的な部分で苦戦し時間を費やしている現状を何とかしたいという思いから、各領域の専門家と検討を重ね、社内プロジェクトでの検証を経て、「StartDash Prototyping」として支援を開始しました。

――StartDash Prototypingの特徴

StartDash Prototypingの特徴、3つのフェーズ

StartDash Prototypingは大きく三つのフェーズに分かれており、コンセプト設計からPoCのためのプロトタイピング、実際の商品化まで、モノづくりを一気通貫で支援します。
まず、アイデアの要素技術を検証し、商品仕様の具現化をお客様と共に行います。その後、SSAP独自のIoT開発プラットフォームを使い、PoCのための試作作成と設計検証を行います。実現性が見えたところで、最終商品と同等の試作を作成、ODM/OEMの紹介と繋ぎこみを行う商品化支援を行います。

以上3つのフェーズを進めることで、量産・ビジネス化を想定した上でのアイデアの具現化を皆様と共に実現します。その要となるのが、新規事業の商品設計に精通したアクセラレーターと、SSAP独自のIoT開発プラットフォームである”StartDash Board”です。

■アクセラレーター

加速支援の味方アクセラレーター

新規事業の開発・設計に精通した各分野のアクセラレーターが、皆さまを強力にサポートします。フェーズやお客様の要望に合わせて、実際の設計・評価までをお手伝いし、クオリティの高いプロトタイピングを高速で実現します。

■StartDash Board

独自のIoT開発プラットフォームStartDash Board

SSAP独自のIoT開発プラットフォームです。StartDash Boardは、ソニーのアセットを生かして我々が選定・検証した、BLE SoC、メモリ、電源、バッテリーが搭載されています。これをコアとし、様々なセンサーとモーターなどのアクチュエーターが簡単に接続できる仕組みになっており、スマートフォンをインターフェイスとしたIoTの商品アイデアを、高速に可視化・検証することが出来ます。
また標準のソフトや回路図も準備されており、実際の商品に近い基板の作成や動作確認を短期間で行うことが出来ます。

――アイデア具体化の時間とコストを1/3に削減、アイデアを効率的に可視化

StartDash Boardでプロトタイピングを効率化
※弊社プロジェクト実績

StartDash Boardを用い、開発の要所でアクセラレーターの適切な支援を受けながらプロトタイピングを行ったあるプロジェクトでは、独自機能の開発検証に注力することができた結果、従来の1/3の期間で開発を行った実績があります。

――サービス事例:株式会社グレースイメージング様

SSAPでは、乳酸センサーを用いたアスリート向け疲労分析・評価サービスの開発・提供をする株式会社グレースイメージング様にStartDash Prototypingのサービスを提供し、サービスの開始からおよそ2週間という短期間でアイデアを可視化、量産を見据えた仕様・開発スケジュール・コスト提案を実現しています。
実際にStartDash Prototypingサービスを受けられた株式会社グレースイメージング 代表取締役 CEOの中島様からは、次のようなコメントをいただきました。

株式会社グレースイメージング 代表取締役 CEO 中島大輔様

「以前試作を作った際、仕様の抜け漏れによる手戻りがかなり発生し、分析、評価を開始するまで多くの時間を要しました。ハードウェアに対して知見が乏しく、量産に対して先が見えない状況でした。ソニーのサービスは設計だけでなく仕様の相談からできるので、こちらの意図を組み込んだプロトタイピングが出来ています。加えて量産を見据えた日程や費用の算出もしてもらえるので、事業計画が立てやすく、非常に助かっております。」

「StartDash Prototyping」では、ソニーのモノづくりのノウハウを最大限活用していただける仕組みをご用意しています。「StartDash Prototyping」をご活用いただくことでアイデアの独自技術の検証に時間をお使いいただき、スムーズに量産へ移行することで、効率化とコストダウンにつながります。ぜひ、お気軽にご相談ください。

あらゆる人に起業の機会を。

Sony Startup Acceleration Programはソニーが手がけるスタートアップの創出と事業運営を支援するプログラムです。2014年から5年間で、国内外で750件の新規事業案件を審査し34件を育成、14の事業を立ち上げ。それらを通じて培った経験やノウハウを生かし、アイデア出しから事業運営、販売、アライアンス・事業拡大に至るまで総合的に支援する仕組みを整備し、スタートアップ支援サービスとしてみなさまにご提供しています。